2013年8月20日
【サーブ・オートモービル・パーツAB社、2013年上期決算発表 -販売、売上ともに上昇】
サーブ・オートモービル・パーツAB社(以下サーブ・パーツAB社)が2013年第2四半期(2013年4月―6月)決算を発表、引き続き業績を伸ばしています。また上期1月―6月の販売高は約5億1千9百万スウェーデンクローナ、前年同時期比+22%上昇となります(前年同時期売上高:4億2千7百万スウェーデンクローナ)。この上昇はドイツおよびアメリカでの販売が売上目標を上回り、前年同時期と比べ業績が向上した事が大きな要因となりました。営業利益は約7千1百万スウェーデンクローナに増益となりました(前年同時期営業利益:5千9百万スウェーデンクローナ)。
サーブ・パーツAB社はサービス拠点の拡大を重視し、本年上期(1月―6月)においてアメリカ・ドイツ・イギリス・スウェーデンにて新たにホールセラー及びワークショップと契約を締結しています。
「サービス拠点の拡大を重視したことは弊社の成長に良い効果をもたらしており、今後秋にむかってさらに加速させる予定です。ホールセラーやワークショップネットワークへの参加に興味を示す企業も増えております。サービス拠点の拡大が順調に進んでいるということは、サーブ車両用パーツ販売において今後も好調なセールスを継続していけるだろうと予想しています」とサーブ・パーツAB社CEOレナート・スタールはコメントしています。
業績向上・競争力強化にむけてこれまで数多くの検証が行われてきました。結果、フィンランド及びノルウェーにおいて子会社を設立し、現在では10箇所の主要市場において存在感を強めています。役員クラスの人材開発においてもフレデリック・ジレフィヨード氏をCFO(最高財務責任者)、クラエス・カルデレン氏をセールス&マーケティングディレクターに起用しました。サーブ純正パーツ販売以外のサービスについてもマーケティング活動を活発に行い、物流サービス部門については新たに2社と契約を締結しました。今後製品・サービスの拡大も検討されています。
「我々はビジネスを加速させており、パートナー企業から好感触を得ています。我々の製品・サービスはサーブオーナーの皆様やホールセラー、そしてワークショップから高い関心を得ています。」とレナート・スタールは続けました。
サーブ・パーツAB社はグループ全体で平均年6%の内部成長目標をかかげており、2013年においては目標を達成する見込みです。
独立子会社としてサーブ・パーツAB社は自動車製造業者であるサーブ・オートモービル AB社の破綻の影響を受けず事業を継続しています。サーブ・パーツAB社は世界60カ国以上にて展開する販売代理店・認定修理工場合わせて1200拠点のグローバルネットワークを通して世界各国のお客様へ純正パーツ、アクセサリーまたテクニカルサポートサービスの提供を継続していきます。2012年12月よりサーブ・パーツAB社はスウェーデン財務省国債局が所有権を有しています。
サーブ・オートモービル・パーツAB社企業データ
全世界のサーブ認定修理工場及びサービスパートナー向けに、サーブ純正パーツ、アクセサリーの在庫管理、供給および販売を行っている。また多数の外部企業に対して物流サービスを提供。
・スウェーデン国内従業員数:約260名(ニュヒェーピング)、約50名(トロールハッタン)*本社ニュヒェーピング
・欧州・米国あわせて10市場において子会社を展開
・子会社従業員数:約45名
・1960年代よりサーブ純正パーツの供給を行っている
・倉庫面積:約88,000m2
・保管品目:約70,000品目
・生産能力:約30,000オーダーライン/日、1日あたりトラック50台分出荷