2013年12月4日

【NEVS Saab 9-3 Aero(セダン)生産開始】


National Electric Vehicle Sweden AB 社(以下NEVS)はガソリンエンジン車のSaab 9-3 Aero(セダン)の生産を開始しました。

生産される車両はハイスペックのSaab 9-3 Aero(セダン)となり、220馬力(220hp)の2.0リッターターボ、すでにハイパフォーマンスであることを証明されているサーブ車両のエンジンを装備しています。

「生産開始を実現するため、献身的そして集中して取り組んできたNEVSの経営陣そして従業員に感謝し、誇りに思います。バッテリーと新しい軽量素材に関するスウェーデンの専門知識と日本のテクノロジー、そして中国グループのグリーンテクノロジーが発展に向けた我々の強みです」とNEVS創設者・オーナーのカイ・ジョンソン・ジャンは述べています。

「2年半で車両の生産を開始するということは本当に複雑・困難なミッションです。旅の出発点に降り立つことができたことを嬉しく思っています。パートナー企業そしてお客様とともに「他とは違う」ものを作っていきます。我々の電気自動車は来年発表になり、そして本日(現地時間12月2日)、ハイパフォーマンスと高品質のサーブ車両を皆様に提供できる事となりました」とNEVS社長マティアス・バーグマンは語りました。

NEVSの顧客はファーストクラスのカスタマーサービスを提供されます。顧客は車両引渡しをサーブブランドの中心地であるトロールハッタンにて行う機会があり、その際には経験豊富な職員による工場見学やサーブ・カー・ミュージアム(Saab Car Museum)への訪問と車両とブランドをより感じる事ができるプランも予定されています。

また車両の所有経験をより豊かにするためにOrio AB社(旧:サーブ・オートモービル・パーツAB社)と提携、サービスとパーツ提供を行っていく予定です。

購買部門は1年弱あまりでSaab 9-3に関わるサプライヤーとの提携網を確立しました。NEVSは今日、サーブモデルに要する約400ものサプライヤーと提携しています。NEVSの生産開始はサプライヤーを通した世界各国約2,400もの企業が携わっています。

「この1年は生産開始を実現するために非常に厳しい1年となりました。我々が確立したパートナーシップは信頼でき、そして長期間の戦略的関係を築いてゆけるものと思っています」とNEVS購買部門ディレクター、ペール・スヴァンテソンはコメントしています。

製品の性能・クオリティーを確証するため、またサプライヤーとの供給体制を確立するため、初期の生産量は週10台と抑えられますが、需要に見合うよう少しずつ増加させていく予定です。

スウェーデン国内での販売は2013年12月10日から開始されます。その他主要装備や納車時期等については販売開始に合わせ公表されます。

NEVSは時間とともにカスタマーベースを展開、拡大させてく計画です。そしてマーケットの動向を注視しながら新たなマーケットへ進出していく予定です。

NEVSのヴィジョンは持続可能な未来への移行を形づくることです。そし電気自動車部門を主力に自動車業界のフロントランナーになることを目指しています。